諏訪大社四社巡りは、車(レンタカー)や公共交通機関を使うのが一般的だが、茅野駅を起点とすると距離にして20km程度なので脚力があれば走って・あるいは歩いて巡ってみても楽しい。
Map of the route “諏訪大社四社巡り|諏訪のパワースポットを巡る御朱印ラン20km”: 20.84 km, 400 m of climbing and 251 m of descent, elevation between 822 m and 984 m, time 03:32:49. It starts at 35.99387, 138.15231 and ends at 36.09435, 138.08253 (latitude, longitude).
最高点の標高: 985 m
累積標高(上り): 400 m
累積標高(下り): 251 m
ルート概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| スタート | JR茅野駅 |
| ゴール | 毒沢鉱泉 神乃湯(あるいはJR下諏訪駅) |
| 距離 | 約20 km |
| 累積標高(上り) | 約400 m |
| 最高標高 | 985 m |
| 路面 | 舗装路メイン/一部未舗装あり |
| 適期 | 春(4〜5月)・秋(10〜11月) |
| タイプ | ロングウォーク/スロージョグ |
このルートの魅力
距離21km、累積標高400m。ハーフマラソンの距離をかけて、出雲大社と深いつながりがあり、またパワースポットとも言われる諏訪大社の四社をすべて巡る。ゴールには武田信玄の隠し湯として知られる秘湯が待っている。
諏訪大社の祭神・建御名方神(タケミナカタ)は、出雲大社の主祭神・大国主神の次男。武勇の神として武将たちに篤く信仰され、全国に約25,000社ある諏訪神社の総本社が諏訪大社。このルートは古代日本の片鱗に触れる旅でもある。
標高760m超の高原エリアなので、平地より気温は低め。夏でもランニングに適した涼しさが続く。
四社にはそれぞれの御朱印があるので、四社すべての御朱印を集めることを目標にすると楽しい。御朱印帳は少し嵩張るのでバックパックには御朱印帳を入れられるぐらいの余裕は持たせておき、汗や雨などで濡れない場所に入れておく。四社すべての御朱印を集めると記念品が貰えるらしい(のだが、筆者は貰った記憶がない)。
コース詳細
スタート:JR茅野駅
新宿から中央線特急で約2時間15分。茅野駅に着く前に車窓からは八ヶ岳が見える。諏訪大社の最大の特徴である「御柱祭(おんばしらさい)」で立てられる巨大な木(モミの木)は、主に八ヶ岳の山林から切り出されている。まずアップを兼ねて前宮まで約4kmをゆっくりとジョグでスタート。
第一社:上社 前宮(まえみや)(茅野駅から約4km)
累積距離:0〜4km
旧鎌倉街道に沿って進むと、境内の手前で水音が聞こえてくる。御柱の脇を流れる「水眼(すいが)の清流」。この清流の水質は極めて良いらしい。山上から流れ落ちる湧水が参道を横切る、前宮ならではの光景。

四社の中で最も地味に見えて、実は最も古く、諏訪信仰発祥の地といわれる。御柱四本すべてを境内で直接確認できるのもここだけ。この先の本宮と比較して人が少ないので、落ち着いて境内を歩くことができる。

第二社:上社 本宮(ほんみや)(前宮から約2km)
累積距離:4〜6km
前宮から西へ2km。上社本宮は信濃国一之宮——かつて朝廷から武将まで全員が参拝した、この地域の信仰の中心地。境内は広く、見どころも多い。御祭神・建御名方神(たけみなかたのかみ)は武・勝負の神。相撲の神様としても信仰され、境内には土俵がある。筆者が訪れたときは四社の中で一番人が多かった。

手水に温泉が使われているのが諏訪ならでは。湯に触れると、ここが温泉地でもあることを改めて思い出す。この先の神乃湯への期待が高まる瞬間でもある。
諏訪湖畔セクション(本宮から約7km)
累積距離:6〜13km
本宮を出て諏訪湖へ向かう。諏訪湖に注ぎ込む上川の河川敷はお花畑があったりする。諏訪湖は標高759mの山岳湖。諏訪湖畔はランニングコースとなっておりタータンが敷き詰められているので走りやすい。上諏訪駅に近い立石公園は地元の人たちの憩いの場となっている。

湖面からの風が気持ちいい。天気がよければ正面に北アルプスの稜線が広がる。中間地点なので、ここでしっかり補給を入れておく。下諏訪の町に入ればコンビニや食事処もある。
第三社:下社 秋宮(あきみや)(湖畔セクション終点)
累積距離:約13km

旧中山道を通り、宿場町・下諏訪の中心に秋宮はある。神楽殿の大きなしめ縄、日本一の大きさを誇る青銅製の狛犬、江戸期の名匠による幣拝殿の彫刻——四社の中で最もインパクトのある社だ。大きなしめ縄は出雲大社との繋がりを感じさせてくれる。
第四社:下社 春宮(はるみや)(秋宮から約1km)
累積距離:約14km
秋宮から1kmで春宮。コースから少し逸れる場所になるが、参道を下っていくと下馬橋があり、下社の中では一番の特徴的な建造物。下社の中で最古の建造物と言われている。
春宮は秋宮と同じ設計図から作られたのに、雰囲気はずいぶん違う。

四社コンプリート。ここから先はゴールの神乃湯を目指して約2kmの登り。疲れた脚に最後の一仕事。登りを避けるなら下諏訪駅近くにある菅野温泉を目指す
ゴール:毒沢鉱泉 神乃湯 あるいは 菅野温泉
累積距離:約21km
老杉の山道を登りきると、突然ひっそりと宿が現れる。「神乃湯」——信玄の隠し湯として知られ、昭和初期には薬用としての売薬許可を受けたほどの強力な鉱泉。

泉質は含鉄アルミニウム硫酸塩冷鉱泉、pH2.4の強酸性。日本三大酸性泉のひとつで、湯の色はオレンジがかった独特のにごり湯。加温浴槽と冷鉱泉の交互浴が体に効く。神経痛・筋肉痛への効能は21km走ってきたランナーにダイレクトに刺さる。

時間と予算が許すなら、是非宿泊したい。
下諏訪駅近くには菅野温泉という格安の日帰り温泉(というか銭湯)があるので帰りのアクセスを優先するならそちらへ。
実走メモ・注意点
神乃湯ゴールとするなら帰りの足を忘れずに
神乃湯から下諏訪駅まで徒歩約3kmある。タクシーを事前に調べておくか、時間があるならゆっくりと歩くのもよし。
補給ポイント
前半は本宮前にセブンイレブンあり。下諏訪の町に入ればほどよい間隔でコンビニがあるので補給で困ることは少ない。ただし夏場は手持ちで水分は必須。
気温について
標高760m〜985mのルートなので、平地より5〜8℃低い。冬は氷点下になることも多く、防寒着は必携。特に湖畔の風は体感温度をさらに下げる。春・秋が快適に走れる適期。夏も涼しいが日焼け・熱中症対策は必要。
時間配分の目安
歩きメイン:5〜7時間/スロージョグ+各社の滞在時間を考慮:4〜5時間
神乃湯の日帰り入浴は10:00〜14:00受付のため、神乃湯に行くなら朝早めに出発するのがベスト。菅野温泉であれば21:30まで受付しているので遅めの出発でもOK。
神乃湯 日帰り入浴情報
営業時間:10:00〜14:00/料金:大人1,000円/不定休
※事前に公式サイトで営業日を要確認。
菅野温泉 日帰り入浴情報
営業時間:6:00~22:00(最終受付 21:30)/料金:大人300円/年中無休


