韓国に見るライフスタイルとしてのランニング

コラム

韓国のランナーは若い人が多い印象がある。

実際、数年前に TransJeju に参加したときも、若いランナーが多くて驚いた。最近もInstagramを見ていると、ソウルの街や漢江(ハンガン)沿いを走るRun Crewの投稿をよく見かける。

日本の市民ランニングは、どちらかというと大会や記録を目標にする文化が強い。一方で、韓国のRun Crewは、ランニングをよりライフスタイルとして楽しんでいる雰囲気がある。

走ることはもちろん、仲間と集まり、街を楽しみ、ウェアやカルチャーも含めてランニングを楽しむ。

そのスタイルは、日本でも少しずつ広がり始めている気がする。みなとみらいでも若い人がグループランをしているシーンをよく見かけるようになった。

今回は、Instagramで人気の韓国のRun Crewをいくつか紹介したい。


PRRC (Private Road Running Club)

Instagram:@prrc1936

韓国のRun Crew文化を語る上で外せない存在。

ランニングだけでなく、ストリートカルチャーやファッションとの距離が非常に近く、Instagram全体から独特の世界観が伝わってくる。投稿を見ていると、「走ること」そのものよりも、「ランニングを通じたライフスタイル」を発信している印象を受ける。


Eighty Eight Seoul

Instagram:@eightyeightseoul

1988年ソウルオリンピックに由来するRun Crew。夜のソウルを舞台にしたランニングイベントや、スタイリッシュな写真・映像が印象的で、若い世代を中心に人気を集めている。


WAUSAN30

Instagram:@wausan30

ソウル・弘大(ホンデ)エリアを拠点とするRun Crew。デザイナーやクリエイターなど、カルチャーとの接点が多いコミュニティとして知られている。ランニングイベントだけでなく、コーヒーや音楽、アパレルなど、街の文化と自然につながっているのが面白い。


Seoul Flyers

Instagram:@seoulflyers

海外でもよく知られているソウルのRun Crew。漢江や南山など、ソウルを代表するランニングスポットを中心に活動していて、海外から旅行で訪れたランナーが参加することも多い。


ライフスタイルとしてのランニング

こうしたRun Crewを見ていると、日本とは少し違うランニング文化が見えてくる。もちろん韓国にも、本格的にマラソンやトレイルレースへ取り組むランナーはたくさんいる。ただ、若い世代を中心に広がっているRun Crew文化は、「記録を目指すスポーツ」というより、「街を楽しみ、コミュニティとつながり、ライフスタイルとして走る」という側面が強い。

最近は横浜・みなとみらいでもRun Crewを見かけることが増えてきた。日本でも少しずつ、同じようなランニングカルチャーが広がり始めているのかもしれない。

走り終わった後はカフェで美味しいコーヒーを。
仲間と景色を楽しみながら走る。
自慢のウェアをSNSでシェアする。

そんな楽しみ方がもっと広がって幅広い年齢層がランニングを楽しむようになれば、最近モチベーションが上がらない古参のランナーにとっても良い刺激になるのではと思う。